都議選を終えて
2017年7月9日
カテゴリ:日記

 東京都議会議員選挙から1週間経ちました。千代田区で大事な一議席を失っただけでなく、自民党にとって非常に厳しい現実が突きつけられることになり、メディア等では歴史的大敗などとも言われています。一部ではいっときの風や国会議員の問題等に原因を求める声もありますが、決してそれだけではないはずです。この結果にいたるすべてを多角的にしっかりと分析して総括をし、そのうえで反省すべき点を反省しなければ、失ってしまった自民党への信頼を回復することはできません。

 千代田区では今回の選挙の公認候補が中村あやさんに決まったのは2カ月前でした。短い期間のなか27歳の新人候補はネットやマスメディアの対応はもとより、どぶ板といわれるような挨拶まわりもしっかりとこなしていましたが、結果はダブルスコア。選挙中は、遊説をしていても自民党に対する批判的な意見をたくさんいただきまました。もちろん応援の声をかけてくださる方も多かったのですが、自民党に対する風当たりの強さは肌で感じていました。選挙期間中に候補者本人の政策やひととなりといった点を訴求できるところにいかなかったということについては、選挙の戦略について大いに反省をしなければならないと思っています。

 千代田区では2月の区長選でのよさのまことさんに引き続き、2人の未来を担うことができる若手候補者を立て続けに落選させてしまったという事実を重く受け止めなければなりません。将来に向けて、自民党の地方議員が前を向いて変わっていく姿を有権者に見せることができなければ、自民党の未来はありません。これからの数ケ月が正念場です。